星眼鏡

先日、妹の結婚式がありました。



花束贈呈なんかの、たぶんほとんどの人の泣きどころを完全につくものはともかく、
それぞれの人が微妙に違うところで泣くのが面白かったです。

妹の友達の話を聞きながらすすり泣く人や、新郎が愛のバラードを歌うのを聴きながら涙をふく人。

新郎の従妹がシンガーソングライターで、
ギターとハーモニカとマラカスで、すごくアップテンポの楽しい曲を歌ってくれた時、



手拍子をとりながら一緒に歌っていて笑顔で振り向くと、兄が号泣していた！！（笑）



私が泣けたのは、インタビューで、二人が結婚の報告をしにきたときのことを聞かれた叔母さんの言葉。

反対もある中で、叔母夫婦は最初から応援してくれていたのだけど、

「（新郎の気立てがいいのは会って分かったし）
○○ちゃんを見ていると、本当に好きなんだなというのがよく分かりました。
本当に好きだと思えるってあんまりないから、
とても素敵なコトだと、大切にして欲しいと思いました。」
というような内容だったと思う。


この言葉は、いま書いていてもグッときます。
それは、恋愛とかの好きにかかわらずもっと広い意味で、
私もそうだと感じているから。

それを、ずいぶん苦労もしてきたし色々なあきらめもあっただろうな、
という叔母の口から聞いたので、
「あぁ本当に本当にそうなんだな」、という重みで胸を打たれたのだと思います。



直接的な痛みや悲しみとは違う意味で（たとえば感動したとき）の泣きどころって、
その人が心の奥底で何を大切に思っているかが表れているんだな、とか。
帰りの飛行機の中で、そんなことをあれこれと考えていました。

みなさんはどんなことが心に触れて泣きますか(^^)？


兄の心はあの歌のどこらへんに、つつかれてしまったのかな。
たしかに、とてもいい歌だったと思います。
歌詞のあのへんかな……なんて推測していると、
知らなかった兄の一面を、ちょっと感じる気がします。



そして昔から好きだったこの曲を思い出しました。