星眼鏡

ここしばらくの間抱えていた、迷いや不安が消えていくかもしれません。進み出す道が見えてきそう

今日は、17時15分、ふたご座の最後の度数で皆既月食です。普通の満月のときよりも、影響が大きくなるでしょう。

10月の半ばに、水星はいちど太陽と重なっていますが、逆行のため後戻りし、2日程前に再び、太陽と重なっています。

この間、水星は、金星、ドラゴンヘッド・冥王星、火星を通り過ぎてきました。

今日の月蝕では、いて座の後半からやぎ座の始めの度数に、水星、太陽、ドラゴンヘッド・冥王星、火星がひと固まりになって、月と向かい合っています。

月が滞在しているのは、「自分自身」を表わす部屋。

10月くらいから、何らかの手ごたえを求めて、ハッキリと何をすれば良いのか分からなくても、ともかく動いてみていたことがあるのではないでしょうか。

あるいは、胸の奥からふつふつと湧き上がってくる衝動を見つめながら、なにやら得体のしれない気持ちになったかもしれません。

それは、あなたという存在における、棚卸のようなプロセスだったように思えます。

ただ単に、表に出ているものだけをリストアップするのではなく、床下や屋根裏や地下室に入り込み、封印されていた箱を開け、家具の後ろに落ちているものも、手探りで引っ張り出すといったように、見えていない場所からも何かを取り出すような作業だったでしょう。

今、あなたは「うすうすは感じていたけれども、やはりそうだったのだ！」という確信と喜びを持って、自分自身を見つめているかもしれません。

ひとつの決意が定まり、すっきりとした気分になることもありそう。

この場所にライトアップされている自分自身で生き始めたとき、向き合う人たちも同じような喜びを手にし始めていることに気付くでしょう。

新しい風が吹いてきそうです。